突発的な米利上げはあり得るのか？新議長の発言には注意

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パウエル新FRB議長は強気なのか？

パウエル新FRB議長が就任して初めてのFOMCが終わりましたが、内容に対して皆さんの印象はいかがでしたでしょうか？

イエレン前議長は慎重派のハト派と言われていましたが、パウエル新議長は中立派と言われる事もあります。しかしながら、インフレ率と、景況感については、強気の発言が目立っていたようにも思えたのは私だけでは無いはずです。

しかしながら、こうなってくるとアメリカの予想外の利上げ、突発的な利上げにも警戒をしておくべきなのかもしれません。

パウエル新FRB議長の議会証言を少し抜粋してみましょう。

「年３回の利上げシナリオを提示した昨年12月に比べ、景気見通しは強まっている」

 

「（物価上昇率２％の）目標に向かって上昇すると確信を深めている」

 

「時間をかけて緩やかな利上げを継続することで、当局はこれら２つのバランス確保とインフレ目標の達成に努めているが、景気が過熱しないよう留意もしている」

 

「現時点で景気が過熱していることを示す証拠は全くない」

 

「労働市場がインフレを誘発することなく、引き続き強くなることは可能だと考える」

証言の一部を抜粋するとこういったものになるでしょう。強気と感じる事もできますが、あくまでバランスを取りながらの利上げが考えられている事はわかります。

しかしながら、年3回と考えられた2017年の12月時点とは、FRB内でも考え方が変わって来ている可能性も示唆されているので、「突発的な利上げ（予想外の利上げ）が無い」とも言い切れません。

警戒をしておくと動きがあった時にわかりやすいので、チェックしておいて損は無さそうです。

現段階（2018/3/5）で利上げの可能性があるのは、3/21ですが、こちらは既に利上げの予想がされています。

緩やかな利上げと予想はされているので定番の0.25％と予想されますが、ドルの価値は上昇すると思われます。しかしながら、昨今はこの予想通りに動かない事も多いので状況に合わせて見るのがいいでしょう。

予想通りの2017年と予想外が起こりそうな2018年

こういった予想からもわかるように2017年より安定的な相場にはなり辛いのではないかと思われます。あえてパウエル新議長は中立派と言っておきますが、強気とも考えられる発言も多いので、思っている以上に緩和の引き締めも進むのではないでしょうか。

あくまでも「個人的な予想」なのですが、可能性として頭にいれておいてもらってもいいのではないかと思います。

プラスになるかマイナスになるかはわかりませんが、今年はある程度の為替の動きも予想されています。経済アナリストたちも円高に進むという予想もあれば、円安に進むと予想する人もいるくらいです。

振れ幅が大きいと言うことは狙い目とも言えるので、まずはしっかり情勢を把握しましょう。

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