4/11の消費者物価指数に注目。動きがあるのはここか？

4月の2週は思ったほど重要と思われる指標の数は少ないです。その分注目度は高くなってくると思うので、時間が合うなら見ていて損になることは少ないのではないかと思います。

興味のある方は是非どうぞ。

▼目次

想定外の為替の動きには要注意

注目すべき経済指標はありますが、想定外となる為替の動きには注意したほうがいいでしょう。

特に、北朝鮮情勢とシリア情勢には注目が集まっていて、つい先日までは北朝鮮情勢が緊迫化して板にも関わらず、今回はシリア情勢の緊迫化が顕著に出ています。

シリアが化学兵器を利用した事による、「部分的軍事的な制裁」が行われる可能性が高いです。

トランプ大統領は4/9の段階で「48時間以内に大きな決断を下す」としている事もあり、なんらかの動きがある事が考えられ、リスク回避の動きに出るトレーダーも出てきているようです。

「部分的軍事的な制裁」の可能性が高く、全面戦争の可能性が低いのは、トランプ大統領の選挙時の公約が関係しているのではないかと推測されます。

トランプ大統領は選挙時に「シリアからの米軍全面撤退」を公約としていたため、再度全面的な戦争となる可能性は低いと考えられているのを覚えておきましょう。。

現にほんの数ヶ月前には、シリアからの軍の撤退を軍部に話したと言われていて、現状のシリアでのロシアの動きを考え、軍部から反対されたという経緯まであるのです。

トランプ大統領は利益へとつながらない支出を極端に嫌う傾向がある事を考えると、アメリカにとってシリアでの駐屯は重荷となっている事が推測されます。

だからこそ、高い可能性は想定できますが、絶対にそうなるという予想は難しいのです。

事情が事情だけに油断をする事はできませんが、48時間が明けた11日には米国の重要指標の発表があるので、そちらに重きを置いて考えていきましょう。

4/11の重要指標「消費者物価指数」

考えなければいけない事は多いですが、重要指標の発表があるのでそちらにもしっかりと備えておきましょう。

いつ発表があるかわからないものよりも、発表日時がしっかりと決まっている経済指標の方が狙いやすくはあるのです。

保護主義を発端としたドル安も一服か？

アメリカの保護主義が強まった事によるドル安は継続していましたが、現在は小康状態と言えるでしょう。シリアに北朝鮮とマイナスになる事はありましたが、大きなドル売りが行われていない事を考えると、一服したと言うのは納得してもらえるのではないかと思います。

しかしながら、あくまで一服であり、シリアの状況次第、または経済指標の結果次第ではドル売りの流れは継続する事は十分に考えられます。

あくまでも小康状態なのです。

それらを踏まえた上で考えられるのは、消費者物価指数の重要度でしょう。

こういった状況だからこそ、アメリカのインフレ率、景況感をみるのにもってこいの指標ではないかと思います。予想値をしっかりと把握して、発表値との【差】に注目してみてください。

そうすることでリスクの回避、そして利益への道が見えてくるのではないかと思います。

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