6月末には「危険」な経済指標の発表が山盛り！？狙い目を絞ろう！
円高の雰囲気を纏っている最近の為替市場ですが、何故、今円高の流れが出来ているのかを知っておきましょう。取引をする上で流れが強いと言う意味を知っておきましょう。
知っておいて損になる情報は為替では少ないです。知っていればいるだけ得となるので、知識は武器としていくのがいいのではないでしょうか。
ドル安/円高の理由はどこにあるのか？
今回に限っては、ドル安の要因がはっきりとしています。
「米政策金利の利下げ観測」
上記の理由が一番の理由でしょう。
先日のFOMCで、政策金利の利下げについてFRBが言及した事で、利下げ観測が高まり米ドルが売られています。金利が高いと求める人が多くなり為替の価値があがり、ドル高という形になるのですが、これまでとは違い、アメリカのFOMCで利下げ観測が出た事で、価値の低下を恐れて、売りが増えている事から、ドル安、円高の流れが出来ています。
米は中国と貿易戦争中であり、イランとは攻撃直前まで進んでしまいました。
こういったリスクもドル安の要因となっているので、なるべくしてドル安円高となっていると考えたほうがいいでしょう。
問題の解決が無い限りドル高傾向になる可能性は少なく、転換点があるとするのなら、株高を考えるのがいいのではないでしょうか。
経済指標を狙う際も、大まかな為替の動きはしっかりと把握した上で、狙っていきましょう。
注目度が高い経済指標はこれだっ！
▼6/25 23：00～ 米 5月 新築住宅販売件数
◎ [年率換算件数] 予想値 68.5万件
◎ [前月比] 予想値 1.8％
★発表内容が良ければ米ドルの価値が上がるUSD↑
★発表内容が悪ければ米ドルの価値が下がるUSD↓
◯※予想値は発表日が近くなると発表されます。
アメリカの新築住宅の販売件数です。前月比も発表されます。
家を買うということをそれだけ景況感が良くないと出来ない事でもあるので、先行性のある景況感を見るには良い指標と言えるのではないでしょうか。
▼6/27 21：30～ 米 1-3月期 四半期実質国内総生産
◎（ＧＤＰ、確定値） [前期比年率] 予想値 3.2%
★発表内容が良ければ米ドルの価値が上がるUSD↑
★発表内容が悪ければ米ドルの価値が下がるUSD↓
◯※予想値は発表日が近くなると発表されます。
アメリカの経済成長率と言われているGDPの確定値発表になります。
速報値が一番注目されますが、確定値も速報値と大きな違いがあると、為替に動きが生まれる事があるので注意して見ておきましょう。
▼6/28 17：30～ 英 1-3月期 四半期国内総生産
◎（ＧＤＰ、改定値） [前期比] 予想値 0.5%
◎（ＧＤＰ、改定値） [前年同期比] 予想値 1.8%
★発表内容が良ければ英ポンドの価値が上がるGBP↑
★発表内容が悪ければ英ポンドの価値が下がるGBP↓
◯※予想値は発表日が近くなると発表されます。
国内で生産されたモノやサービスの総額。今回は改定値の発表。速報値の方が注目度が高いですが、どれだけの変化があったのかには注目が集まりそうです。
特にイギリスは、ブレクジットも控えているので、注目度は高めです。
▼6/28 18：00～ EU 6月 消費者物価指数
◎（ＨＩＣＰ、速報値） [前年同月比] 予想値 1.2%
◎（ＨＩＣＰコア指数、速報値） [前年同月比] 予想値 0.9%
★発表内容が良ければユーロの価値が上がるEUR↑
★発表内容が悪ければユーロの価値が下がるEUR↓
◯※予想値は発表日が近くなると発表されます。
速報値はおおよその数値のことで、改訂値は、発表までに間に合わなかった統計データ。速報値の影響力は大きいので、注意しておきましょう。ドイツとフランスの景況感があまりよくないようなので、消費の落ち込みがあるかどうかにも注目。
▼6/28 21：30～ 米 5月 個人消費支出
◎（ＰＣＥデフレーター） [前年同月比] 予想値 未発表
◎（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く） [前月比] 予想値 0.2%
◎（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く） [前年同月比] 予想値 1.6%
★発表内容が良ければ米ドルの価値が上がるUSD↑
★発表内容が悪ければ米ドルの価値が下がるUSD↓
◯※予想値は発表日が近くなると発表されます。
金融当局が注目するインフレの指標が、この個人消費支出です。
2%から近いのかどうかを判断するのがいいでしょう。予想値のとの差に注目しておくのがいいでしょう。
予想値と発表値の「差」を狙う
為替の動きも大きくなる可能性があるので、狙える日をしっかりと絞る事が重要になってくるのではないかと考えます。
経済指標は、決まった時間に発表されるので、非常に狙いやすいです。
予想値と発表値の「差」に注目して取引をする事で、より狙いやすくなる可能性もあります。
予想通りでは、為替は動きませんが、予想外なら為替は大きく動きます。
重要指標の発表では、その予想外が大きな為替の動きになる事も考えられるので、是非狙ってみましょう。
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カテゴリ：ニュース
2019年08月02日
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